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だんだん春らしい気温となってきたユーコンです。
4月も半ばで冬のシーズンは終わりになりましたが、まだオーロラは見えています。
先日タミーと共にクルアニ方面にキャンプに行ってきました。
来年のツアーの下見ですが、3泊4日の楽しい旅となりました。

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今回向かったのはクルアニ国立公園に併設する世界遺産のDezadeashという大きな湖です。
ユーコンには準州政府が管理するキャンプ場がありますが、このキャンプ場は冬でも門が空いていて誰でも使うことができます。ここでテントを張って3晩過ごしましたが、今回の主な目的は来年のツアーの為のオーロラ撮影とアイスフィッシング の下見です。

オーロラは天気予報とオーロラ予報とのにらめっことなります。毎日同じ条件で出るわけではなく、またオーロラが出ていても晴れていないと見えない為、出現しそうな時に身軽にさっと行く必要があります。予報サイトを見ると水曜日から晴れだして、オーロラの流れも金曜日までは持ちそうな感じでしたので、キャンプ道具を車に積んで一路クルアニへと向かいました。

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春になり雪がある程度溶けてきましたが、夜がまだマイナス10度ほどまで下がるということで、知り合いに頼んでストーブ付きのキャンバステント(こちらではウォールテントと言います。)を借りて行きました。キャンプ道具に加えて、アイスフィッシング の道具も持って行きましたので、それなりに道具がかさばります。全てのギアを2台のソリに乗せてキャンプまで引っ張り、日が暮れるギリギリになってようやくテントを張って野営の準備ができました。

この時期はまだ寒いせいもあってか、キャンプをする観光客もほぼ皆無で、地元のユーコンの人も平日はキャンプに出かけることはほぼありません。今回のキャンプ期間は平日なので、貸切状態の中でオーロラを見ることになりました。

一晩目からいきなりオーロラが現れてきます。ツアーのプロモーションに必要な写真を撮るために、湖に降りて行きました。この時期は日中は暖かく氷の表面が溶けている為、オーロラが溶けた水面に美しく映ります。大きな水たまりを見つけて三脚を立てた後、撮影用のテントも設置しました。

まだ日が暮れないうちからオーロラがゆっくりと動き始めます。白夜に向かうこの季節は、春の青い空をバックにオーロラが撮影できる特別な季節です。次第に空は暗くなり完全な夜となります。月の影響は全くなく、完全に晴れた夜空にいくつもの星が瞬き始めました。本当は少しぐらい月明かりがあった方がオーロラと人物の撮影はしやすいのですが、今回は真っ暗闇の中での撮影です。

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湖の氷が分厚いとわかっていても、真っ暗な中でバリっと氷の表面が割れる音を聞くとドキッとさせられます。タミーに協力してもらいながらいくつかのショットを撮りました。撮影が一息ついたところで、体冷えたのでウォールテントに戻ることに。ただまだオーロラ自体は出ていた為、カメラをタイムラプス撮影に設定して凍った湖の上に置きっ放しにしておきました。

(オーロラタイムラプスを含めた今回のキャンプ旅行のビデオはこちら)
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ウォールテントにある薪ストーブのおかげで、テント内でもそれほど寒くなく過ごすことができます。もう夜中の2時を回っていたので、この日はそのまま就寝しよう。。。と思いましたが、ストーブの火が消えるとやはり体が冷えます。タミーが震えて寒がっていましたので、朝の4時ごろ一旦起きて火をくべなおしました。ついでにタイムラプス用に仕掛けていたカメラと三脚も回収しましたが、流石にガチゴチに凍って電池も切れている状態です。うまく撮影できているかは、街に戻ってからでないと確認できません。

ようやくテント内が完全に温まった後に就寝し、次の朝を迎えました。朝は昨晩とはうって変わり、日が照って暖かい春日和となりました。日中は気温はプラスの5度から8度ほどまで上がるので、直射日光が当たるとさらに暖かく感じます。ウォールテントの壁を開き、寝袋から出て横になりながら日光浴を楽しみました。極北の冬は長く日照時間が短いので、寒い春キャンプでもまるでハワイのビーチに寝転んでいるかのような気分になります(笑)!2時間ほど光を浴び、朝食を食べてコーヒーを飲みながら、久々にゆったりとした時間を過ごしました。普段の生活の中ではなかなかこういうダラダラとした時間が取れませんので貴重な時間です。

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お昼過ぎからはアイスフィッシング の道具を持って湖に出かけました。アイスフィッシング は言わば穴釣りで、北海道なんかではよくワカサギ釣りをしています。こちらでは大きなマスを狙ったり、淡水のタラなども釣ったりします。氷に穴を開けるアイスオーガーを最近新調したのですがどうも調子が悪く、新しいものに交換してもらったばかりのものを持ってきました。この湖は氷が他の湖と比べるとさらに分厚く、氷の暑さは1メートル以上にもなります。(風が強い場所のため、断熱効果のある雪が吹き飛び、氷がどんどん厚くなって行くという訳です)普通のアイスオーガーでは氷が分厚すぎて貫通しませんので、オーガーに延長キットというものを付け足して、氷の一番下までは届くようにしました。どんどんアイスオーガーは氷の中に沈んで行きますが、もうダメかな?と思ったところでようやく貫通してくれました。去年は必死に氷の表面を斧で割って開けた穴が、今年は簡単に空いてしまいます!

一旦穴を開けると穴の中の確認です。湖の深さにもよりますが、Dezadeash Lakeは浅くて有名な湖で底まで2−4メートルほどしかありません。ただ今年はなぜか水が濁っており、去年は見えた湖底が見えにくい状態です。ルアーを落としてみても反応なし。あまりにも大きな湖ですので、どこに魚がいるのかは手探り状態で探って行くしかありません。

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まずはキャンプ場の比較的近い場所に穴を8つほど開け、淡水のタラを狙うための仕掛けを落ろしました。タラは夜に捕食するため、基本的には一晩置いて次の日にチェックをしにくるというものです。ワカサギを餌として、針と重りを糸に巻いて沈めるだけの簡単な仕掛けですが、今までこの方法でタラを何度か釣ったことがあります。仕掛けをセットし終わると次のポイントへと向かいました。目的地の大きな湖の反対側は最短距離で2キロほど。1人が重いソリを引きながら、またもう1人が北欧産のキックスレッド を使いながら対岸を目指して歩いて行きました。時間にすると1時間ほどでしょうか。ようやく対岸に到着。お腹が空いたのでピクニックランチをしながら、仕掛けづくりに励みました。ユーコンでは特別なタラの仕掛けライセンスをもらえるのですが、針は1人で10個までと決まっています。今年はタミーもライセンスを取得したので、2人合わせて20針まで仕掛けることができます。

対岸には白頭鷲の巣があり、つがいの姿も確認することができました。今から営巣に入り、湖の氷が割れると魚をとって子育てをして行きます。この時期は湖が凍っているので、一体どこから餌をとってくるのでしょう?抱卵前に巣を整えているつがいは、春の到来をきちんと把握しているようです。ランチ後には再び氷に穴を開け、残りの仕掛けを2箇所にセットしました。果たしてタラは釣れているでしょうか?

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2日目の晩もオーロラが舞い、「スティーブ」というオーロラに付随する天体現象も見れました!肝心のタラですが、結果を報告すると。。。1匹のみ。20分の1匹ですので割りはいい方ではありませんね。それでも0と1では全然違います。タミーにとっては初めてのタラ釣りで、解体も興味津々で手伝ってくれました。カワハギのようにツルっと皮をめくることのできる最中で、ペンチで口を抑えて首元から皮をはいで行きます。体の割には大きな肝臓があるのですが、これが珍味好きや先住民には人気です。今回はキャンプ料理ということで内臓は全て氷に置いてきましたが、ランチ中に鷲のつがいやカササギが食べにくるのを確認できました。

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結局3晩とも晴れていて、オーロラと星空を存分に楽しむことができました。帰りはクルアニの近くで友人宅に立ち寄り、話をしたり、ポーカーをしたり、手作りピザを焼いたり。。。そうこうしているうちに、だんだんと暗くなってきたのでホワイトホースへ向けて運転をしましたが帰りはなんと猛吹雪。暗い中アラスカハイウェイを走っているのですが、雪でまともに前が見えません。トロトロ走りながら、結局ホワイトホースの街に着いたのは夜中過ぎ。猛吹雪の前に引き上げて正解でした(笑)春はまだ冬に逆戻りすることもあるので気が抜けませんね。

来年は今年の体験を元に、風の旅行社さんのツアーで4月にオーロラ&アウトドアのキャンプツアーを行う予定です!

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先日サマータイムが始まりました!日本では馴染みのない習慣ですが、2018年カナダでは3月11日にサマータイムが始まり、11月4日に終わります。日照時間をより有効に使うためのもので、始まりの時には夜中に時計の針を1時間進めます。この為サマータイムの初日には1時間「損をする」形になるのですが、冬時間通りに出勤すると1時間遅れることになるので、冬タイム最後の日には時間の調整の気を使うものです。

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3月に入って日照時間が段々と長くなって来ていますが、白夜に向けて夏が近づいて来ているのを感じます。極北の冬は長いもので、秋の紅葉や黄葉が8月の後半から9月の中旬前後にピークを迎えます。その後の10月中旬から4月の中旬までは冬の期間で、半年も寒い時期が続くことになります。特に12月から2月は厳冬期で、気温はマイナス30度から時にはマイナス40度まで下がることもあります。。。日照時間が短い冬至前後から徐々に冬の長さを痛感し、2月の折り返し地点では冬に対する精神的な辛さがピークになる頃です。

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長い冬を乗り切るために、ユーコンの人は昔からいろんなことをやって来ました。現在でも行われている2月のお祭りの「ランデブー」は、厳冬期に原野から街に出て来てお酒を飲んだり、踊ったりして馬鹿騒ぎをするために集まったのが始まりと呼ばれています。英語で"Cabin Fever"という言葉がありますが、直訳すると「キャビン(丸太小屋)熱」。つまり「ずっと原野で狭いキャビン(丸太小屋)にいると、外の世界に出たくてうずうずしてくる」という意味があります。街に出て来て、飲んで歌って踊ったりするとCabin Feverもなくなるようで、ホワイトホースの街ではいまでも毎年2月に行われています。ただ近代のランデブーはお祭り騒ぎというより、雪の彫刻があったり、チェーンソー投げなどの力比べのイベントがあったりなど、楽しいイベントが集まったような感じです。

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冬にはビタミンDの摂取も重要で、本来は日光から得られるものですが、日照時間が短い極北の冬にはサプリなどで補わなければいけないこともあります。個人的には極北の冬が大好きで、今までビタミンDの欠乏を感じたことはありませんでしたが、今年になって初めて買うことになりました。今年は2月になってどうも疲れた状態が続いていたため、おそらくビタミンD欠乏症になっていたのかもしれません。

この他にも、冬の間に暖かい場所へとバケーションに行く人も結構います。メキシコやハワイなど、カナダからは比較的アクセスしやすいビーチへと行きたがります。皆が暖かい場所にてバケーションをとる気持ちがようやく最近理解できるようになってきました。今までは素敵な極北の冬があるのに、なぜわざわざビーチへ行かなければいけないの?そんな風に思っていましたが、年と共に体も心も少しずつ変わって来たのかもしれませんね。。。

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今年の冬は雪がたくさん降りましたが、ここ数日のプラスの気温で雪がどんどん溶け始めています。このまま4月中旬まで暖かい状態が続くかどうかは不明ですが、気分はもう春に向かっています。白頭鷲も営巣の準備を始めていますし、春の一番の鳥のユキホオジロも昨日見かけました。自然の生き物は敏感で、夏の繁殖のために、春の到来を逃さずにきちんと準備を始めるようです。他の生き物が様々な方法で自然の移ろいを感じるように、人間も頭で考えているよりも体と心が季節の影響を敏感に感じているのかもしれません。

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残りの冬シーズンもあと1ヶ月ほど。不思議なもので、冬が終わるとなると真っ白な厳冬の世界が恋しくなります。人間の心は本当に移り気ですね。完全な春の到来までは、犬ぞりをしたり、オーロラを見たり、アイスフィッシングをしたりして楽しみたいと思います!

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キックスレッドなるものがここホワイトホースでも流行って来ています。
元々は北欧で使われていたソリで、街での移動手段として使われてきたようです。
キックスレッドは簡単な作りのソリで、操作もいたって簡単なところが良いところ。
ただ地面の雪を蹴って進んで行くだけのものですので、どんな人も簡単に楽しむことができます。

ユーコンでも一人の女性が2、3年ほど前から輸入をして販売するようになりました。
街中にある小さな味のあるショップで可愛らしい北欧産のキックスレッドが売られています。

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https://www.kicksledrevolution.com

昨日はお店のアンさんに2台を借りて、夜の凍った湖でのオーロラ鑑賞に使って来ました。
夜中前に湖に到着し、早速キックスレッドとソリを使って湖の上を進んで行きました。

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今夜の目的はオーロラ鑑賞とアイスフィッシング。氷に穴を開けて行うアイスフィッシングは極北の冬の風物詩で、通常はお昼に行われます。ただバーボット(淡水のタラで和名はカワメンタイ)は夜に活発に捕食するため、夜でも釣れる魚です。昨日は穴を開けて仕掛けを沈めに行くのが主な目的でしたが、昨晩はオーロラが活発でしたので仕掛けを沈めながらのオーロラ鑑賞となりました。

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氷に穴を開けながら、時折空を見上げます。オーロラの光は時折強くなり、時には点滅したライトのようにチカチカと光ることもあります。光が強くなると竿をカメラに持ち替えて写真も撮りました。オーロラの下で行う釣りやキックスレッド は楽しいですが、正直なかなか忙しいものです。普段は釣りだけに集中できますが、昨晩は釣りにキックスレッド にオーロラ撮影にと3つのことを同時にせわしなくこなすことに。。。

ただ普段から忙しい時ほど、少しでも良いので努めてゆったりとする時間を作るようにしています。昨日は点滅オーロラが始まったと同時に、友人2人と共に氷の上に寝転び、夜空に光るオーロラをただ単に眺めました。撮影だけしていると忙しくてなかなか感じることのできないオーロラの神秘さや夜の静けさ。心を無にして見上げるオーロラは、たとて写真にならなくとも記憶に残る体験です。

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時計を見ると午前3時半。氷の上で4時間以上も過ごしていたことになります。再びキックスレッドとソリに荷物を積み、車に乗って街へと帰りました。キックスレッドを貸してくれたアンさん、ありがとうございました!

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Some people in the Yukon have house sitters in the winter. They escape some of the chilly weather and go to places like Hawaii, while people they trust move into their homes for a few weeks to take care of their animals and plants, and to make sure that their houses are warm enough so that the water pipes don't freeze.
We have been house sitting at a place just outside of Whitehorse since February 1st, and we are enjoying taking care of Rupert the cat and Kobe (yes, Kobe!) the dog. Kobe became our friend immediately, but it took Rupert a little longer to warm up to us. Last night, for the first time, he jumped up on the bed and slept right beside Tomohiro.
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Look at the white upside down heart on Rupert's nose. He's so cute.
tam

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現在犬ぞりレースのYukon Questが開催されていて、1600キロもの距離を犬14頭とマッシャー(犬ぞり操縦をする人)1人で走るレースです。1600キロと言えば日本で言うと青森から下関ほどまでの距離だそうで、コースのほとんどは人気のほとんどない原野の中で、山越えも4回行います。時には気温がマイナス40度やマイナス50度にもなることもありますので、長時間の野外での犬ぞり以前に寒さに対処する方法を知っておかなくてはいけません。こうした事実だけでもユーコンクエストが「世界一過酷な犬ぞりレース」と呼ばれているのもわかるような気がしますね。

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tNtは過去にYukon Questの大会を何度か追ってみましたが、観客として見ていてもそのドラマが伝わってきます。コースには10箇所ほどのチェックポイントがあり、小さな集落に行くと犬ぞりチームの姿を見ることができます。スタート時は14頭で走っていきますが、途中で犬の調子などがよくないと判断すると無理をせずにチェックポイントで置いて行きます。ハンドラーと言われるお手伝いさんたちがレースを追って行きますので、置いて行かれる犬たちは彼らのもとに預けられます。獣医さんやボランティアさんもチャックポイントで待機しており、犬の調子を見たり大会の運営を手伝ったりしたりしていますので、その様子を見るだけでもレースの雰囲気が味わえるでしょう。

チェックポイントに着いてもマッシャーたちは十分に休むことはありません。犬の餌やりや藁を敷いての寝床作り、自分のご飯を食べたりしているうちに時間はあっという間に過ぎていってしまいます。最後にマッシャーが睡眠をとりますが、短時間の仮眠をする場合がほとんどですので、レース中は常に睡魔と戦っている状態です。ユーコンクエストほどの長距離レースに出るには200万円から300万円ほどの資金がかかると言われており、秋から冬にかけての毎日のトレーニングに時間もかなりとられます。毎日40、50キロは走るチームもいますので、相当な量のトレーニングを積んでいることがわかります。おまけにトレーニング中は訓練が優先されますのでまともな仕事ができません。大抵のマッシャーたちは夏に稼ぎ、残りの季節はトレーニングやレースをしながら細々と暮らしている人がほとんどでしょう。もちろん稼いだお金のほとんどは犬の世話やレース資金へと消えて行きます。ユーコンクエストや優勝しても賞金と必要経費が同じぐらいですので、お金目当てで行なっているものではないことは明らかです。ではなぜこんなに大変なトレーニングをして、お金をたくさん使って寒い中を頑張って走って行くのでしょう?

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犬ぞりレースには極北の伝統とドラマがあるからではないのか。レースを何度か追っていてそう思いました。極北が外部の世界に大きく開かれたのは1898年のゴールドラッシュ以降で、それ以前は先住民や一部の白人しか住んでいないまさに秘境と言える大地でした。ゴールドラッシュが始まってからも、金があまり採取できなくなると人はいなくなり、本格的な近代化が始まったのは第2次世界対戦の時期です。アラスカハイウェイが戦時中に建設され、そこから車社会へと徐々に変わって行きましたが、それ以前は冬は犬ぞり、夏は蒸気船やカヌーや筏で川を下るのが主な移動手段でした。車がない時代は犬ぞりがないと物資を運ぶこともできませんでした。ノームというアラスカの集落で疫病が蔓延した際に、犬ぞりで血清を運んだのは極北では有名なお話です。犬ぞりは近代化と共にスノーモービルに変わっていき、伝統的な犬ぞり自体は生活の移動手段としての役割を終え、徐々にスポーツ化して行きました。今ではスポーツや趣味として犬ぞりを行なっている人がほとんどです。

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ただ今でも極北の人々の中には、犬ぞりが極北の生活に果たしてきた役割の認識、そして厳しくも美しい原野を動物たちと走るロマンが残っているのだと思います。今でも極北には人の力が及ばない大自然が残っています。厳しい冬の原野に犬と共に挑みながら進んでいくという姿が、人々の感動を誘うのではないでしょうか。今年のレースはアラスカのフェアバンクスから出発し、ユーコンのホワイトホースでゴールします。今トップのマッシャーたちは、半分地点のドーソンへ向けて走っているところです。ユーコンクエストの大会のHPでも彼らの現在地や順位が分かったりしますので、興味のある方は覗いてみて下さい。

今年はtNtツアーとしてはレースを追いませんが、ゴールのホワイトホースでマッシャー達が入ってくる姿を別のツアーの参加者たちと観戦しに行く予定です。今年はtNtとしては初めて大会に合わせてセスナも飛ばす予定ですので、空の上から原野を走るマッシャー達も見ることができるでしょう。優勝者のホワイトホースでのゴールは2月12日の予定です。誰が優勝するのかは気になりますが、それ以上にマッシャーと犬達がベストを尽くした結果、無事にゴールする姿をみたいと思っています。(2019年のtNtユーコンクエストツアーはこちら

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新しいtNt HP

tNt Nature Connectionsの新たなHPがほぼ完成しつつあります。1週間ほど前に公開してから、少しずつ手直しをしているところです。前回のHPはビジネスを立ち上げた当初に作ったもので、内容と今行なっている現実との間にギャップが出てきていました。そこで去年の春にHPを作り直すことを決め、夏から本格的にツアー内容や記事を考えて書き始めていたところです。

今回のHPのテーマは、なるべく多く情報と写真を載せること。オーロラに関する情報やユーコンの夏に関する情報を、文章と写真を使ってできるだけ細かく書いたつもりです。ツアーを売るだけでなく、ツアー参加を検討している人やただ情報を欲しいだけの人にも役立ってくれればと思い書き上げました。写真も今まで撮りためたものが大量にあったのですが、時間をかけて選りすぐったつもりです。

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実はこのHPを作ってくださっているのは日本の沖縄の方で、北海道に住んでいた頃にできた縁がある方の会社が作ってくれています。以前スカイプでミーティングをしたことがありますが、沖縄は20度、ユーコンはマイナス30度といったこともありました!全く別の世界に住んでいる方に作ってもらっているのは不思議な感じですが、ユーコンのことを客観的に書こうとする面ではよかったかなと思います。
いろんなわがままを聞いて作ってくださったHPです。今年の秋の帰国時にはタミーとの約束で沖縄に行く予定ですが、実際に作っていただいた従業員の方にもお会いしたいものです。

世界中に素晴らしい場所がある中で、なぜユーコンに行きたいと思うのか。ユーコンでもなぜtNtと一緒に旅行したいと思うのか。このあたりを考えてツアーを作っているつもりですが、自分の会社という前にまずはユーコン全体のことをよく知ってもらう必要があります。そういった意味合いもあり、オーロラやユーコンの情報を多く載せました。ユーコンのホワイトホースの現地に来ていただければ、今までの多くのガイドと旅経験がありますので、ゲストがユーコンを楽しんでくださるツアーを行うことができます。そのスタートラインにどうやって来ていただくか。そこがガイド会社を経営する上で一番考えるところです。

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tNtは僕自身が自然写真を撮影しますし、タミーも教員経験が長いので、自分たちの好きなこと、得意なことを織り交ぜてツアーやプログラムを作ったつもりです。体験から裏打ちされたツアーは必ずゲストの心に響くのではないかと信じています。なかなかHPだけでは伝わらない部分もありますが、ユーコンとtNtの一部でもHPを通して少しでも伝わればと思っています。

新しくなったtNt HP是非ご覧ください。これからも微調整をしながら、ブログや写真、ツアー内容を更新していこうと思っています。新しいtNt Nature Connectionsをよろしくお願いします!

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ガイド業をやっていると、体が資本だなとつくづく思います。自営業で他にガイドも雇っていないので、基本的には全ての作業を自分でこなします。

ツアーの企画からマーケティング、ツアーの装備の購入や管理、車両の購入や管理、ライセンスや保険の加入と更新、ツアーのガイド、予約管理、事務作業、経理、業界の人とのネットワーク作りなどなど色々やることが出てきます。実際にお客さんと時間を過ごすツアー自体は、コンサートに例えると「本番」のようなもの。色々準備をしてきた中で「さあ行くぞ!」という瞬間で、それ以外にお客さんからは見えない部分の作業がたくさんあるのが現実です。

ガイドの自営業をする上で一番大切なのは体の管理。自営業ですので体調が優れないと困りますし、調子が悪いからと言って普通の会社のように休める訳ではありません。普段からの健康を意識した体づくりが大切になってきます。tNtが健康管理の一環で行なっている行なっているものは、年に2回のクレンジングです。食事を12日間制限して、ハーブを取りながら体の中(特に胃腸)をきれいにして行くというもの。ツアー時期は外食が多くなりがちですし、オーロラ鑑賞などをすると生活のリズムを保つのが大変になり、体に負担がかかってきます。クレンジングをすると最初の3、4日は体から毒が排出されて少々辛いのですが、その後は頭がスッキリとして心も軽くなってきます。お酒も12日間断ちますので、終わる頃になるとなぜ普段お酒を飲んでいるのかが不思議になるくらいです。クレンジングの嬉しい効果としては、余計な体重が落ちること。お酒も飲みませんし、砂糖分もとりませんので当然体重は減って行きます。意図してダイエットしている訳ではありませんが、12日後には脂肪が落ちた引き締まった体になっているのは嬉しいことです!クレンジング後はまた少しずつ元の生活には戻って行きますが、1年に2回食事習慣をリセットをするようにしています。今は実は今年最初のクレンジングを行なっているところで、今日で5日目。今回は頭が痛くなったりしませんので、体に毒があまり溜まっていなかったのでしょうか?

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クレンジングの他には運動やストレッチも取り入れています。合気道をここ10年ほどやっていますが、週に2回ホワイトホースの道場に通って練習しています。試合がない自己鍛錬の合気道ですが、自分の体の使い方やバランスを整える意味では良い武道です。先生がフランスで30年以上合気道をしてきた人で、日本の武道の伝統の雰囲気はなく、皆で和気あいあいと楽しくやるような感じです。これもまた移民の国カナダらしく、こちらの性格にもあっているのかなと思います。

そしてもう一つは今年から始めたストレッチのような運動の「エゴスキュー体操」と言われるもの。実は去年に北極圏原野のカヌー旅を行なった後に、カヤックを持ち上げた際に腰を痛めました。それ以来鍼などに通っていましたが、腰の痛みは完治せずに騙し騙しやってきた感じがあります。オーストラリアの友人の勧めで始めたエゴスキューですが、これが自分にはあっていたようです。今では腰や他の部分の痛みがほぼ取れてしまいました。体の歪みを直すことから始める根本治療ですが、定期的にサボらず行うのが改善のコツのようですね。腰の痛いかた、おすすめですよ!

体の他にも心を整える作業も時折しています。自然の中に積極的に出てみたり、朝からメディテーションをしたり、たまにヒーラーの友人に頼んで体と心のエネルギーを調整してもらったりしています。目には見えない心の世界を調整すると、体の調子が良くなってきたり、気持ちが晴れてきたり、新たなアイデアが浮かんできたりと色々体感できるようになってきます。体と心は繋がっていますので、どちらかを疎かにしてもダメなもの。tNtのビジネスモットーも「Connections with Nature」ですので、「外なる自然」と「内なる自然」に向き合って暮らして行ければと思っています。

健康は誰にとっても一番重要なもの。いくらお金や時間があっても、健康的な体や心がないと人生楽しめません。普段から意識して体づくりをして行くのは誰にとっても大切な事かもしれません!

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昨日はホワイトホースのYukon CollegeでFood Safeの1日コースをとってきました。Food Safeは日本語に訳すと「食品衛生管理」といったところでしょうか。ユーコンでガイド業をする上では法律上の様々な登録や保険、資格が必要ですが、tNtでもガイドの賠償保険や商業車両保険、ガイド会社登録に原野のガイド業務登録など、色々毎年の更新しています。今回のFood Safeはガイド業者として持っておかなければならないというものではないですが、ガイドとして原野や現場でお料理をする場面がたくさんあります。食に関するほとんどは常識内の行動で安全を保てますが、今回は念の為にと資格も取りに行きました。コース自体はレストラン業に携る人やケアホームでのシェフなどに向けたものでしたが、食の安全を保つ為の知識はガイドでも少し役に立ちそうです。

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例えば冷蔵する温度は0度から4度に保ち、2時間以内に暑い食品を20度以下まで冷やして保存。加熱するときは72度以上にするように。。。などなど具体的な数字が挙げられていました。レストランなどでは食品用の温度計を使って測りますが、電源がない原野のキャンプに温度計を持って行くのはあまり現実的ではありません。

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その代わり凍った肉などの冷凍食品をクーラーに入れて、解凍させながら冷蔵庫代わりに使ったり、氷がまだ残る春には湖や川から氷のかけらや雪を持ってきて使うなど、自然の中ならではの様々な知恵が必要となってきます。こればかりは学校では教えてくれない事なので、街で習った知識を自然の中で何があってどう使えるのか?という事をガイドが今までの体験として知っておくことが必要となってきます。

自然体験は時間をかけて経験して行かないとわからないことが多くあります。食に関する安全も体験と知識を織り交ぜないと、ガイド業には使えないものです。そういった意味でも、食に関する安全資格をとって良かったとは思いますが、結局は自然の中での常識的な判断とガイドとしての経験値がものをいうなという事を再認識しました。

tNtでは原野にあるブルーベリーや他のハーブを使ったりしますし、魚を釣るチャンスがあれば、夕食の足しにする為にも楽しんで釣りをします。人間も自然の一部となる体験を目指してガイドのプログラムを作っていますので、食に関しても安全を第一に考えながらも、人間の知恵や知識、今までの体験を重視した現場の判断を行なって行きたいと思います。今年はどんな食を作って行きましょう?キャンプ料理のレパートリーを増やして、今年も楽しく美味しいツアーができればと思っています!
 
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今日は午前中にアイスフィッシングへと行ってきました。凍った湖の上から氷に穴をあけて、魚を釣るというものです。北海道では阿寒湖などでワカサギ釣りをしていますが、こちらの主流はマス釣り。ワカサギはマス釣りの餌として使うことがあるぐらいで(笑)、こちらでは釣りの対象にはなっていないようです。

ホワイトホース周辺にはたくさん湖がありますが、一番近いお手軽な湖へといってきました。2、3時間のちょっとした時間ができるとよく来る釣り場です。友人たちと落ち合い、ソリへ引いて氷の上へ。モーター付きのアイスオーガー(氷に穴を開ける道具)を使って氷に穴を開けていきます。手動のものも持っていますが、なにせ手で穴をあけるとなるとかなり時間がかかります。。。1月後半の今年の氷の暑さは60センチ以上あるでしょうか。かなり分厚くなっていて、人がたくさん乗っても割れて落ちる心配もありません。

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友人が手際良く3つの穴をあけ、氷のかけらを取り除くと準備完了。アイスフィッシングと焚き火はセットなので、焚き火の用意も手早くしました。基本的にアイスフィッシングは集中力が試されるアクティビティーです。黙っていても魚が勝手にかかることもありますが、通常は小さなアタリを逃さずにいつも集中しておき、アタリがあったとたんに「合わせ」をして釣り上げるというもの。少しでも合わせが遅くなると、「餌をとられてどこかにいってしまった。。。」ということもよくあります。

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釣り方には様々な方法がありますが、一番シンプルなのはジグにエビをつけること。やはり生の餌のほうが匂いがありますので、ルアーだけで釣るよくも喰いがよくなります。仕掛けをいれて10分もたたないころでしょうか。いきなりアタリがありました!ただ少しボケっとしていたために餌を持っていかれてしまうことに。気を取り直してエビをつけて、入れたとたんに再びアタリ。ググッとと引きがあった時のドキドキ感は最高です!今度はすぐに合わせて無事にしとめまることができました。

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1時間半ほど氷の上で立っていたでしょうか。合計4回のアタリがあり、3匹のニジマスが釣れました。友人にもアタリがあって、1匹を釣り上げたので合計4匹。今日のおいしい夕食の一品となりそうです。食べ方はシンプルに塩こしょうでもいいですし、西洋風にレモンの輪切りやニンニクを刻んだものを腹の中にいれてオーブンで料理してもおいしいです。

極北の冬の風物詩のアイスフィッシングは何度やっても飽きることがありませんね!

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Dogsledding...Finally


Third week of January and finally there is enough snow on the trails close to our home to go dogsledding.


I hooked up my team of six dogs and said, "Okay. Let's go!"


Those three words set me free into a place I love to be - alone on the trails with just the dogs, the sled and me!


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